人間的な学習
人間的な学習 v.s. 機械的な学習
生徒さんたちの勉強を見ていて感じること。
それは、彼らがとても「機械のような学習」をしようとしていることです。
たとえば、
◆ 暗記の仕方が下手
◆ 一度わかったらできると思っている
◆ 個性、感情をうまく使えていない
◆ 連想をうまく使えていない
これらは、目先の結果?を求めるあまり、
ブロイラーのような促成教育、教科縦割りの視野の狭い教育の結果ではないでしょうか。
たとえそうであっても、彼らの未来が明るく開けるのなら、問題ないのですが、
私には、もっと新しい、人間的な学習ができる人材が、今後必要とされるように感じます。
ここで、私のいう「人間的な学習」意味ですが、
思いやりがあって、人に親切で、日本国や郷土を大切にする。。。
という意味ではありません。(それはそれで、大切だとは思いますが、
それはたとえば、「じゃあ、数学勉強して、思いやりが育てられますか?」といった話になってしまうので)
私のいう、「人間的な学習」とは、
人間の特性を活かした、人間の長所を最大限発揮できる、
そのための学習です。
ポイントは、
□ 感情をうまく利用する
□ 物理的、心理的負担を軽くする
□ 連想、対比、構造化
□ 圧縮と展開
□ チーム学習
などです。
これらは、私自身、異業界で、それこそ悪戦苦闘するなかで、
自ら発見し、また先輩方、同僚らに教えてもらったことでもあります。
★ 興味も知識もない仕事の中に、自分なりの面白さを発見し、自分の居場所を作っていった
★ 外国人の上司、同僚、部下の中で、拙い英語で、何とか結果を出した
★ 「この1行」書き間違えただけで、お客様に数億円もの損害を出してしまう緊張感
★ 利害関係の錯綜する、異なる組織の人々とのプロジェクト
★ バランスを保つための、さまざまなジャンルの数千冊の読書経験
これらが、ちょっとカッコよく言えば、私の経験です。
(もちろんこの裏には、数知れぬ失敗経験も)